受験の証明写真
Q&Aと注意点 受験合格への第一歩！
願書の証明写真、
どう準備すればいい？
受験の願書は、合格に向け最善を尽くして作成したいもの。今回は、中学受験・高校受験・大学受験において試験官に好印象を与える「証明写真」の上手な撮影法や、忙しい受験生をサポートする便利な写真サービスなどについて、受験指導の専門家である講師の西村創氏にうかがいました。
お話をうかがった方: 西村 創氏
証明写真が足りない！「受験プランの変更」に要注意
証明写真は、学校ごとに願書に貼るサイズなどの仕様が違います。予定している志望校に合ったサイズを、必要な枚数用意しましょう。
特に気をつけたいのは、「受験プランの変更」です。最初に出た合否結果を受けて、志望校を変えたり増やしたりするケースはとても多いのです。急いで願書を用意することになるので、写真が足りない、サイズが違うなどのトラブルも起こりやすくなります。
証明写真の準備で焦りや不満を残さない
急に証明写真を追加する場合、写真館では焼き増しに時間がかかることもあります。スピード写真は撮り直しに制限があり、仕上がりに不満が残ることもあるでしょう。受験生はとてもナーバスになっているので「気に入らない写真では結果もよくないかも」と心理的なプレッシャーになりかねません。受験に悔いを残さないため、万全の準備をしておきましょう。
「3ヵ月以内」はやることがいっぱい
証明写真は一般的に「3ヵ月以内に撮影されたもの」を使います。受験前の3ヵ月間というのは、受験生も保護者も最高に忙しい時期。できるだけ余裕をもって、写真の受け取りがラクな場所で準備するのがおすすめです。
ここを押さえれば準備は万端！証明写真Q&A
Q1 証明写真の服装や髪形はどうすればいいですか？
A1 髪形は清潔感のあるスタイルに。前髪は眉にかけず、額を出すと聡明な印象になります。服装は制服でもいいですが、大学受験では証明写真が学生証に使われるケースもあり、私服を推奨しているところも。私服のときは、ブレザーやジャケットに襟のある白シャツを組み合わせるなど、きちんとした服装を心がけてください。
Q2 撮り方で注意することはありますか？
A2 飾りのない壁などシンプルな背景で、カメラに向かって正面を向いて撮ります。体の傾きや顔の角度をチェックしましょう。表情は、歯が見えない程度に微笑むのがいいと思います。
Q3 反対に、やってはいけないことは何ですか？
A3 大切なのは「学生らしい好感度の高さ」です。悪目立ちしそうなことは、面接で不利になることもあるのですべて避けて。ピアスやネックレスなどのアクセサリーを外し、服のボタンも上まで留めるのがよいでしょう。
Q4 願書に写真を貼るとき、どこに気をつけたらいいですか？
A4 学校によって、写真の指定サイズや貼り付け方にルールがあります。各学校の説明書をよく読んで、マーカーなどでチェックしておくのがおすすめです。「裏に氏名を書いておく」などの項目も忘れずに。
Q5 写真の出来ばえが、合否に関わることはありますか？
A5 きちんと撮れていれば、まず結果に影響することはありませんが、AO入試や推薦入試の場合は、一般入試よりさらに試験官の目が厳しいと思っておきましょう。
スマホを使って証明写真を撮るケースも増加中
最近では、インターネットで出願できる大学や短期大学が増えてきました。証明写真を紙にプリントせず、スマホなどで撮って添付するときは、デジタルならではの注意も必要です。
SNSのように加工をしない
スマホを使い慣れていると、画像につい加工をしたくなりますね。でも証明写真はSNSとは違います。目を大きくしたり、肌をキレイにするなど過度な加工は控えましょう。本人と写真のギャップがあると、試験官の心証もあまりよくないものです。自然光が入るような、明るい場所で撮るのも大切です。暗めに撮ったものを明るく加工しようとすると、人物も色が浅くなって違和感が出てしまいます。
証明写真は、「どれだけ自分をよく見せるか」ではなく、「ありのままを出す」のが肝心です。撮り終わったら保護者と受験生本人が確認して、自分らしいベストショットを選んでください。
ピクチャン「コンビニ証明写真」なら、 高コスパで急な対応もラクラク！
スマホで撮った写真は、コンビニでプリントできるピクチャン「コンビニ証明写真」を使えば、簡単に紙の願書に貼付することができます。
納得いくまで撮り直しして、事前に出来上がりが確認できる |
急な出願にもすぐ対応できる |
気に入った写真を焼き増しできる写真館などで撮影した写真データを使うことも可能 |
サイズ展開が豊富なので、学校ごとに準備できる |
プリントのコストが安い |
受験直前は、受験生も保護者も精神的に大きな負担がかかっているもの。できるだけ手間や不安をなくしてミスのない願書を作り、合格への第一歩としてください。晴れやかな気持ちで試験当日を迎えてほしいと思います。